小太郎に老化がみられるようになって初めての冬を迎えようとしています。これまでの冬は、犬小屋を厚手のビニールで覆い、中に毛布を入れていました。
しかし、小太郎は足腰が弱り、小屋に入ることができなくなっていたので、車庫全体に防寒対策をしなければなりません。
今回は、寒さへの対策や、気を付けたい病気について書きたいと思います。
写真があればよかったのですが、介護中は写真を撮る余裕さえなくなります。再現できるところは再現写真を載せました。
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ビニールシート
外飼いという環境の中、少しでも寒さを防げるよう車庫全体に、透明糸入りのビニールシートを張ることにしました。
横側のビニールシートは、外飼い対策の時に雨が降り込まないようにしていたので、風が入ってこないよう隙間を塞ぐ形で重ね気味に張りました。
気泡緩衝材(プチプチ)
車庫の骨組みには物干し竿を何か所か通していましたが、暑さ対策用のシェードや寒冷紗は取り外し、今度はそこに分厚いプチプチシートを大きい洗濯で留め、プチプチシートの天井を作ります。
もちろんこのプチプチシートも、隙間が空かないように、びっしりと重ね気味に張りました。
ラグマット
小太郎は、夏の車庫改善の頃に比べ足腰が弱ってきています。元々、床には人工芝とヨガマットを敷いていました。
⇒開脚と尻もち
しかし、寒い時期のコンクリートは冷たいので、コンクリートの露出を極力抑えなければなりません。185cm×185cmのラグマットを敷いてみる事にしました。防ダニ加工で洗える優れものです。
このラグマットは撥水加工が施されていましたので、おもらししてもすぐには浸みこみません。ただ、小太郎の足は滑るので、その上に人工芝とヨガマットを置くことにしました。
カイロ
小太郎には、通常着せているマジックテープ服の上に手作りの防寒着を着せていました。
⇒手作り服(マジックテープ服)
⇒手作り服(防寒着)
⇒手作り服(被せる防寒着)
まだ、冬ではないので日中の気温が高い日もあります。私が仕事の時は、防寒着を母に脱がせてもらいました。しかし、陽が落ちると防寒着だけでは寒い日もあります。
この頃の小太郎は、自分で立ち上がるのもなかなか難しい状態で、腰には常に手作りの介護ベルトを着けていました。
⇒手作り服(介護ベルト)
寒い夜には、暑さ対策で保冷剤を入れて使用したマジックテープ付きの袋状のタオルに、小さなカイロを入れ介護ベルトの上に巻いていました。
もちろん、低温火傷をしないように観察も欠かせません。
カイロは、ワンちゃんが破いて食べたりしたら危険ですし、直接貼ると低温火傷を起こします。使用される場合は十分注意を払ってください。
その他の対策
車庫の扉下の隙間に使ったジョイントマットの隙間から風が入ってきています。そこには小太郎の歩行の邪魔にならないように、毛布を折りたたんで置きました。
トイレに連れて行く時には、毛布とジョイントマットを外して車庫の扉を開けるのでますます面倒ですが、風の侵入を防ぐためには仕方ありません。
これで完成かと思いましたが、ラティスで作った箱型の背面と扉の格子から風が入ってきます。ここには100均の透明テーブルクロスを隙間なく張りました。
透明なので家の中から小太郎の様子も観察できます。先ほど車庫の後ろ側に張ったビニールシートも、家の中から見える部分は透明テーブルクロスに変えました。これで車庫は一応完成です。
寒い時期に気を付けたい病気は?
関節の痛み
人間のお年寄り同様、老犬も関節に痛みが出たりします。散歩など動くのを嫌がる場合は、関節の痛みからかもしれません。
また、嫌がったりしなくても、急に動かしたりするのもやめましょう。老犬は、ちょっとしたことでも骨折することもあります。
⇒骨折
泌尿器系の病気
寒い時期は、ワンちゃんも水を飲む回数が減るので、おしっこの回数ももちろん減ります。
それにより、泌尿器系の病気を引き起こすことがありますので、いつもとおしっこの色が違う、時間が長いなど観察をすることが早期発見につながります。
ウィルス
老犬は抵抗力が低くなってきているため、ウィルスに感染しやすい状態であると思います。咳や鼻水など、症状が表れたら獣医さんに診てもらいましょう。
冬の空気は乾燥していますので、水分補給も忘れないようにしましょう。小太郎の場合、冷たい水ではなくぬるま湯を与えるようにしていました。
まとめ
寒い時期に気を付けたい病気は、上に書いた病気以外にもたくさんあると思います。関節が痛む、水を飲む回数が減るなど、人間に置き換えるとわかりやすいですよね。
ワンちゃんに服は必要ないと思う方もいるかもしれません。実際に私もその一人でしたが、犬種によっては寒いのが苦手な子もいます。
また、老犬は体温調節もできにくくなっています。自分のワンちゃんのことを知り、それに応じて寒さ対策をしてあげてください。