小太郎に老化がみられるようになって初めての夏です。車庫の暑さ対策は昔からしていましたが、これまでの夏は、小太郎が自分で涼しいところを探し、穴を掘ってそこで過ごしていました。
しかし、足腰が弱り、その場所に入ることができなくなっていたので、暑さ対策のやり直しです。
今回は、暑さへの対策や、気を付けたい病気について書きたいと思います。
写真があればよかったのですが、介護中は写真を撮る余裕さえなくなります。再現できるところは再現写真を載せました。
スポンサーリンク
遮光
まず、車庫の屋根の上に張っていた寒冷紗が劣化していたので、それを外し、車庫の骨組みに物干し竿を何か所か通します。そこにシェードを固定して上からの日差しを防ぎました。
それでも日差しは突き抜けてきます。その下に100均で買った4mの長さの寒冷紗を固定して日陰を作りました。
車庫の横側は、雨対策のためビニールシートでふさいでいました。雨対策の写真は、外飼い対策の記事に載せています。
⇒外飼い対策
ビニールシートはフックで引っかけ、雨以外の時は風が通るように、半分の長さにしていました。その内側に、上から寒冷紗を垂らして日差しが入らないようにしてみます。
これだけでも、コンクリートの温度はずいぶん違いました。コンクリートの上には人工芝を敷いていたので、下からくる暑さはないようです。
ただ、気温が高いので暑いのには変わりありません。
ガーデンミスト
陽が高い時間帯は、打ち水をしてもすぐに乾いてしまいます。ホームセンターで、スタンド式のガーデンミストを買ってみました。
ホースにつないで、霧で気化熱を奪い気温を下げるタイプのものです。車庫横の日差しが当たっていないブロックを濡らしながら温度を下げてみようと思いました。
先端のノズルは回転しますので、風向きで小太郎が濡れないように、毎日方向を変えていましたが、風が吹くと意外に冷たい風に変わります。
ただ、熱くなったコンクリートを濡らしても、熱い空気が漂うだけでしたので、使い方を間違えないように、何度も何度も試してから使いました。
保冷剤
小太郎は老犬だからなのか、暑いのか暑くないのかわからない感じで寝ています。でも日差しの強い時間帯には、舌を出してハァハァと温度調整をしていました。
日中は、マジックテープ付きの袋状になっているタオルに、保冷剤を入れて服の上からつけていました。100均の商品です。この商品は、寒さ対策ではカイロを入れて使いました。
保冷剤は、ワンちゃんが舐めたり食べたりしたら危険です。使用される場合は十分注意を払ってください。
おやつ
犬のおやつにシャーベットがあります。2種類買ってみたのですが、1種類は食べてくれませんでした。
小太郎が気に入っていたシャーベットは乳酸菌入りのもので、私がお昼休みに帰宅した時に食べさせていました。
氷を舐めさせた時もあります。外飼いなので、私が仕事の時は母にお願いして、とにかく熱中症にならないように気を付けていました。
暑い時期に気を付けたい病気は?
ノミ、マダニ
春頃からノミ、マダニが発生します。痒いだけでなく、アレルギー性皮膚炎や感染症を引き起こしたり、人へも感染します。
お散歩で草むらがある場所へ行った後などは、マダニが付いていないか確認し、ブラッシングやシャンプーを行いましょう。
しかし、お散歩は毎日のことです。確認やブラッシングだけでは十分ではないので、獣医さんに相談し、ワンちゃんに合ったお薬を処方してもらいましょう。
もちろん、飼い主さんにも肌の露出を避け、マダニが付かないようにしっかりと対策をしてお散歩へ出かけてください。
黒毛系のワンちゃんなどはマダニが同化しやすいので注意深く観察してあげてください。
もし、マダニを発見した場合、吸い付いていないのであれば、ガムテープなどを使って取り除いてください。この場合、マダニは毛の表面を動いています。
また、噛まれていた場合、無理に取り除くことはしないでください。無理に取り除こうとすると、吸血中のマダニの口が皮膚に残ってしまいます。獣医さんの診断を受け、マダニを取り除いてもらいましょう。
小太郎もマダニには悩まされました。吸い付く前のマダニは小さいので、気付きにくいと思います。
小太郎は白毛でしたので見つけやすかったのですが、血を吸うと大きくなります。ブルーベリーのような感じで、丸くなったまま吸い付いていることもありました。
マダニを発見してからは、月一回の内服薬を与えていました。それからは小太郎の体にマダニが付くことはありませんでした。
フィラリア
蚊の媒介によってワンちゃんの心臓に寄生する虫の事です。蚊に刺されないのが一番いいことですが、まず無理な話です。
気候は住んでいる所によって違います。暖かくなる前に、予防開始時期を獣医さんと相談しておくことが大切です。
食中毒
梅雨の時期は非常に多湿です。ワンちゃんの食べ残しや食器の汚れ、水の容器に菌が発生して、中毒を引き起こします。
食べ残しを後から与えることは避け、食器も清潔を保つことを心掛けましょう。また、ペットフードやおやつの管理も大事です。
それぞれに合った保管方法で、密閉容器や冷蔵庫を活用してください。食中毒からワンちゃんを守れるのは飼い主さんしかいません。
熱中症
高温多湿の中、体温を調節できなくなって起こる症状です。
ワンちゃんは、舌を出してハァハァしながら体温を下げますが、人間のように汗を出しての体温放出ができません。
水分補給はこまめにし、体に直接陽が当たらないように、クールウェアなどの服を着せてあげましょう。
また、ワンちゃんと出かけた時に、車内で待たせたりするのは絶対にやめましょう。
室内飼いの場合は、エアコンで快適温度を心掛け、お散歩は陽が落ちて、アスファルトの温度が下がってから行くようにしましょう。そうすることによって、肉球の火傷も避けられます。
シャンプー後は放置せず、すぐに乾かしてください。濡れたままだと蒸れてしまいます。熱中症は、死に直結することもありますので、十分に気をつけてあげましょう。
外飼いの場合、室内に入れてあげる事が出来れば一番いいと思いますが、小太郎のように無理なワンちゃんもいると思います。
風通しがよく、朝から日が当たらない場所を確保してあげれば少しは違うかもしれません。しかし、こまめにワンちゃんの様子を見るようにしてください。
まとめ
暑い時期に気を付けたい病気は、上に書いた病気以外にもたくさんあります。
それも含め、飼い主さんが気を付けることで避けられる病気もありますので、暑い夏に、少しでも快適でいられる環境を与えてあげたいですね。
今は、色々な環境に合わせた素晴らしいグッズもあります。私が使用したガーデンミストもその一つですが、使い方を間違うと逆効果です。雨上がりの湿度が高い日には使っていません。ますます湿度が上がります。
ワンちゃんの状況と環境に合わせて、それぞれの快適を探し、暑い夏を乗り切りましょう。