老犬になってくるとごはんの時や水を飲むのにも苦労します。小太郎もごはんを食べている時に足がプルプル震えていましたが、食べることに集中しすぎてよろけていました。
今回は、食器と水入れへの工夫、ごはんへの工夫を書きたいと思います。(画像はクリックで拡大できます。)
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食器への工夫
食器は100均のガーデニング用の鉢スタンドに入れて高さを小太郎の口の下に来るように調整していました。これは若い時からです。
しかし、鉢スタンドの空洞の部分に足が入り倒れるという事が起きたので、食器を小さくして、ワンちゃん用蚊取り線香の缶に乗せてみました。(写真①)高さもちょうどよかったのでこうして与えていました。
しばらくはそれでよかったのですが、足腰が弱ってきて、同じ姿勢のまま何かをするというのができなくなってきました。それでもごはんの時は必死に踏ん張って食べることに必死です。
この頃は夜鳴きやぐるぐる回る時以外は、ほぼ伏せの状態だったので、ごはんの方は伏せのまま食べさせることにしました。
そのまま置いてもクルクルと食器が回るし、角度が合いません。私が持った状態で角度を合わせて食べさせていました。どうにかして食べさせ方を工夫しないと・・・と思った矢先、私の目に飛び込んできたものがありました。(写真②)
これは節句の幟を揚げた時に使っていたものです。これでなんとかできるかも・・・食べる時は輪っか自体がズレると思い、輪っかの下に滑り止めシートを敷いて使ってみることにしました。(写真③)
思った通り食べやすそうです。私が角度を合わせるのも一、二度で済みました。ただ、伏せの状態なので最後の方が食べくにくそうでしたので、スプーンで食べやすい位置に集めてあげました。
水入れへの工夫
水も地面に置いた状態では飲めなくなっていたので、これも100均のガーデニング用の鉢スタンドに容器を入れて高さを高くしていました。(写真④)
でも、小太郎を繋いでいたワイヤーを外したことによって、鉢スタンドの空洞の部分に足が入り、そこで転倒、水がこぼれて服が濡れるといった事が起こりました。鉢スタンドの代わりを探さなければいけません。
ふと、植木鉢が目に留まりました。飲みやすい高さになるくらいの鉢を探し、転倒しないように土を入れて、その鉢に水の容器を入れてみました。この場合、細長い鉢だと土を入れても倒れてきます。
それでも、右目の白内障のせいで遠近感がないのか、認知症の症状なのか、行き止まりになるまで進むので、やっぱり水の容器は倒れます。
結局、鉢自体をマジックテープで固定して対処しました。わかりにくいと思いますので再現しました。(写真⑤)
でも、すぐにまた問題発生!鉢を固定しても行き止まりまで行くため、鉢が倒れないだけで、ぶつかっては水がこぼれます。レンガを敷いて鉢の高さを調節後、鉢の前にもジョイントマットを張り合わせて、小太郎の足が、直接鉢に触れないようにしました。(写真⑥)
夜鳴きやぐるぐる回っている時は、よく水を飲んでいました。最初の頃はよかったのですが、水を飲むにも、同じ姿勢を保たなけれならないので、滑って開脚や尻もちに繋がります。
⇒開脚と尻もち
その場所にヨガマットを敷いていたので、開脚はしにくくなりましたが、足がプルプルするので、ごはんの後は、私が水の容器を小太郎の所へ持って行き、夜鳴きの時は、私や母が介護ベルトを持って飲ませていました。
⇒型紙の作り方(介護ベルト)
⇒手作りの服(介護ベルト)
ごはんへの工夫
小太郎が食べていたドッグフードは、シニア犬用は7歳以上用と11歳以上用がありました。ドッグフードに関しては好き嫌いがあり、11歳以上のはあまり食べない上に、ふやかすのも嫌いでした。
そのため7歳以上用のを砕いて与えていました。工夫というほどの事でもありませんが、ドッグフードを袋に入れてゴム製のハンマーで叩くだけです。
それだけでは粉が鼻から入るので、鶏肉、牛肉、豚肉で手作りしたものや、パウチのフードを一緒に入れて、食べやすくしていました。食欲があり、毎日完食してくれたので、ごはんに関しては苦労しませんでした。
老犬のごはんと水で気を付けたいことは?
肥満は、関節だけではなく、心臓にも負担がかかるため、老犬の体に良くない事ばかりです。食事は、低脂肪、低カロリー、高タンパクを心掛けましょう。老犬は運動量も減り、食が細くなる傾向にあります。
食べたがらないワンちゃんには、工夫が必要です。検索すればレシピもあると思います。愛犬にあった手作りごはんを与えてみたり、フードを変えてみる、食べやすいようにふやかしてみる、香りがするおかずで臭覚に訴えてみる、など試してみてはどうでしょうか。
水を飲まない場合、犬のミルクもあります。煮汁でのスープも香りがするのでいいと思います。また、食器の位置なども、ワンちゃんの目線で一度見直してあげてください。
まとめ
急に食べなくなった場合、老化だけが原因ではないかもしれません。大量の水を飲む場合も、様々な病気が考えられます。不安に思ったらすぐに獣医さんに診てもらいましょう。
老犬になった愛犬に長生きしてもらうために、また、飼い主さんが後悔しないように、ごはんも色々試してあげてください。