手作りの服(介護ベルト)

型紙の作り方(介護ベルト)を元に作っていきます。

前回の記事でも書きましたが、介護ベルトの1,2作目は、濃い色の綿生地のキルティングを使用したため、色落ちしました。3作目にして完成しましたが、使う生地はポリエステルのキルティングです。

訂正

ポリエステルではなく、綿プリントのキルティングでした。

今回は、介護ベルトの作り方について書きたいと思います。

素人の私が考えて作ったものです。サイズの測り方も縫い方も、独自のものです。備忘録として載せていますが、お薦めしているわけではありません。(画像はクリックで拡大できます。)

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材料

ポリエステルのキルティング生地・バイアステープ(幅18mm)・かばんテープ(幅25mm)・マジックテープ(縫製用5cm×15cm)3枚

1.型紙に合わせて生地を裁ちます。

生地の裏に、型紙を置いて待ち針で留め、チャコペンなどで型紙を描きます。この時に、角部分を丸くしておくと、バイアステープが縫いやすくなります。

ベルト位置は、チャコペーパーの方が描きやすいと思います。ただ、ベルト位置は目安としてのものですので、わざわざチャコペーパーを買う必要はありません。型紙の上から芯を出したペンシルで刺せば、生地に印が付きます。ここまで終えたら生地を裁ちます。

2.周囲をバイアステープで縫います。

お腹部分の山型の中央から縫い始めると、縫いやすいと思います。縫い終わったら、待ち針が刺さっていないかを確認します。次に、マジックテープの位置を決めるため、一度ワンちゃんに合わせ、重なり部分に印を入れておきます。

3.マジックテープを縫い付けます。

重なり部分の幅より、一回り小さくマジックテープをカットし、左の生地の裏側に縫い付けます。

次に、重なり部分の印を合わせて、右のマジックテープの縫い付け位置を決め、右の生地の表側に縫います。この時、補助用のマジックテープも縫い付けておきます。

4.ベルト抑えの長さを測ります。

ベルトを抑えるための、補助用マジックテープ部分の長さを測ります。待ち針が刺さっていないかを確認して、再度、ワンちゃんに着けてみます。この時、マジックテープを貼り合わせてください。

その状態で、3で縫い付けた、右側の補助用マジックテープ、左側の縫い付け希望の位置までの長さを測り、そこに印を入れておきます。

5.ベルト抑えを作ります。

まず、4で測った補助用マジックテープ部分の長さに+1cmの縫い代を足して、生地を裁ちます。(上図参照)次に、周りをバイアステープで縫います。その後、生地の裏側にマジックテープを縫い付けます。

6.ベルト抑えを介護ベルトに縫い付けます。

介護ベルトと補助用マジックテープ(ベルト抑え)を中表にして、4で付けた印に合わせて縫い付けます。

7.持ち手(ベルト)の長さを測ります。

ベルトには、100均のかばんテープ幅25mmを使用しました。持ち手縫い付け位置の印に合わせて、安全ピンで留め、ワンちゃんに着けてから散歩用の長さと通常の長さを測ります。

持ち手部分を長くすると、小太郎がぐるぐる回る時に、どこかに引っかかる可能性があるため、散歩以外は短くしていました。通常の長さというのはその長さです。

この時に、安全ピンを付けた位置にも印を入れておきます。ここが持ち手の縫い留まりとなります。散歩用と通常とでは、11cmの差がありましたので、その部分をマジックテープで調節できるようにします。

8.持ち手(ベルト)にマジックテープを縫い付けます。

持ち手(ベルト)の長さを、調整するためのマジックテープを縫い付けます。マジックテープ部分を中央にしたいので、中央から左に2.75cm(ここは散歩用と通常の長さの差の1/4です。)の所に印、その印から右に11cmの所に印を付けます。

二つの印を合わせて左に倒します。その状態で測ると、通常の長さになるはずです。その重なった部分に、マジックテープを縫い付けます。(上図参照)この時、マジックテープの凸凹を間違えないように注意します。

9.持ち手(ベルト)を縫い付けます。

目安として付けていた印に合わせて縫い付けます。印に合わせた時にずれるようであれば、バランスよく位置を変えてください。

縫い付ける時に、身頃のマジックテープの縫い目にかからないように注意してください。次に、先ほど縫い付けた持ち手の上から、補強用としてベルトを縦に縫い付けます。

最初に作った介護ベルトは、補強用を縫っていませんでした。うまく説明できませんが、持ち手を掴んで立たせるときに、生地が引っ張られるというか・・・お腹部分の生地までも力の影響を受け、体に食い込むような感じだったので改善してみました。

縦に補強することにより、お腹部分の生地は力の影響を受けなくなりました。

10.完成です。

持ち手は、引っかかり防止として、上の写真のように、補助用マジックテープで抑えて使用していました。

先に作った介護ベルトは、二個とも通常サイズのみの持ち手だったのですが、補助用マジックテープを作っていなかったため、車庫の扉に引っかかりました。

私がそばにいたので、すぐに対処できましたが、もし、そばに誰もいなければ、怪我をしていたかもしれません。最初に作った介護ベルトを着けた小太郎の写真が、外飼い対策の写真⑤です。

最初に作った介護ベルトなので、小太郎の腰部分に隙間ができているのがわかります。この隙間のせいで、介護ベルトが左右に動いていました。今回はサイズをきちんと測ったため、その部分も改善できました。

出来上がって着けてみると、立ちあがるのにもちゃんと補助ができるし、散歩でもおしっこでも役に立ちました。

次に作ったのが、100均のフリース素材のブランケットを使用した2種類の防寒着です。
手作り服(防寒着)
手作り服(被せる防寒着)

介護ベルトの生い立ち

この型紙を考える前に、もっと簡単な作りの介護ベルトを作っていました。でも、散歩の時には、持ち手が短く、補助ハーネス程ではなくても、腰が痛くなります。

私はバレーボールをしていて、そのせいで腰が悪いのです。このまま、この散歩が続けば私の腰が限界です。3個目は改善することにしました。

ただ、常に着けているので、持ち手部分を長くすると、小太郎がぐるぐる回る時に、どこかに引っかかる可能性があるため、2個目も持ち手は短いまま作っていました。

しかし、その短い持ち手でも、車庫の扉に引っ掛かりました。持ち手の長さを私に合わせ、散歩の時以外は、マジックテープで短くして、補助用マジックテープで抑える。そうすれば、引っ掛かり防止になると考えたのです。

そして、後に防寒着(マジックテープ服タイプ)を着せた上からも着けられるように、サイズも少し緩めに作りました。

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