外飼い対策

小太郎に唸るような夜鳴きと、ぐるぐるの回数が増え始めました。回り始めると、繋いでいるワイヤーが、小太郎の前足の指の間に挟まることがあり危険です。
夜鳴き(唸り)

始まった頃は、繋いでいたワイヤーを、ぐるぐるの間だけ外していましたが、回数が増えていったので、24時間ワイヤーを外すことにしました。

今回は、車庫に施した外飼い対策について書きたいと思います。

写真があればよかったのですが、介護中は写真を撮る余裕さえなくなります。再現できるところは再現写真を載せました。

家の車庫は、屋根だけがついているタイプです。横には隣との境の壁と、もう片方には、ブロックを積み上げて作った家庭菜園があります。

そのブロックの車庫側に、園芸用のラティスを横長に設置していました。私の場合、設置と言ってもほとんどがすぐ取り外せるようにしています。

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雨への対策

ラティスは家庭菜園の中に焼いた杉の丸い棒を埋め込んで、そこにシュロ縄で括り付けていました。それはそのまま活かします。(写真①)

もともと車庫の横側は、雨対策としてクランプという工具でビニールシートを固定して、家庭菜園の中に垂らし、雨が車庫に入らないようにしていました。(写真②)

隣との境の壁側のビニールシートは、風の影響を受けやすく、揺れては雨が入ってきます。車庫の床は、斜めになっているのでレンガを置き、その上に180cmのラティス2枚を結束バンドで繋いで載せ、車庫の柱にマジックテープで固定しました。

そのラティスと壁の間に雨樋を置いて、ビニールシート下部分のハトメに、園芸用の180cm支柱を紐で固定します。その支柱を雨樋の中に入れることで、雨が雨樋から車庫の外へと流れて行くようになりました。(写真③)

ぐるぐるへの対策

24時間ワイヤーを外すことにしたため、車庫を囲うことにしました。車庫の入り口はアコーディオン式の扉ですが、車庫の後ろ側はふさがないといけません。

これから寒くなる中で、穴ぐら的なものが必要になってくると思った私は、車庫より一段上のスペースに置いていた小太郎の小屋を下ろして、その横にラティスを設置してみる事にしました。

小屋の床をくり抜き、車庫に下ろす事で床がフラットになります。しかし、小太郎は小屋に入っても後ろに下がれず、方向転換ができなくなっていました。

そうなると夜鳴きに繋がります。とりあえず、小太郎が入らないように小屋の入り口をふさいで、次の案を絞り出します。悩んだ結果、元々あった90cm四方の板と180cmのラティスをビスで固定して、コの字型のものを作ってみました。(写真④)

それだけでは横幅が足りないので、家庭菜園側のラティスに90cmのラティスを結束バンドで緩めに留めて、コの字型の横部分に引っかけるだけの鍵を付けました。(写真⑤)

これで一応周囲は囲めたわけです。でも、ワイヤーで繋いでいた時は、ぐるぐる回る時も車庫いっぱいには届かなかったのですが、今度はいっぱいいっぱい回ります。

そのせいでラティスにぶつかったり、コーナーで止まったり・・・そうなると方向転換ができず、また鳴きます。

ラティスの格子は、小太郎の足が入るくらいの大きさです。ぐるぐる回りながら格子の中に、足が入ったりしたら大変なので、ジョイントマットに穴をあけて、紐で固定をしました。(写真⑥)

コーナー部分は、新しいバスマットがあったので、それを使って丸くし、小太郎がぶつかるのを防ぎます。

夜中には、3時間置きにトイレに連れて行くため、扉は頻繁に開け閉めします。左右どちらのコーナーも、取り外しができるように、大きい洗濯バサミで留める事にしました。(写真⑦)

車庫の扉の下には隙間があります。ギーギーと鳴いたので行ってみると、その隙間に顔を突っ込んでいます。若い頃の小太郎は、ワイヤーが切れて自由になったりすると、この部分から脱走をしていました。

脱走防止のためにも、そこもふさがないといけません。ジョイントマットを立てて、洗濯バサミで固定しました。(写真⑧)

正直、トイレに連れて行く時は、外すのが面倒くさかったけれど、脱走→徘徊→行方不明の恐怖を考えると、そんなことも言っていられません。老犬なので安全第一です。

この頃は夜鳴きが酷く、私はそのたびに車庫へ行きますが真っ暗です。コーナーには、太陽の光で充電するガーデンライトを使っていましたが、曇りの日や夏を過ぎてからは夜中の3時位には消えてしまいます。

ラティスの格子や物干し竿に、懐中電灯やヘッドライトを取り付けて、車庫を明るくする事にしました。(写真⑨)

その他の対策

柱の高い位置に、100均のワイヤーをマジックテープで取り付けて、必要なものを入れていました。ワイヤーを外しているので、立てない時には、お散歩用リードをつけて立ち上がらせます。そのため、リードもすぐに取れるようにフックで吊るしていました。(写真⑩)

介護をしている途中は、手洗いも頻繁にはできないので、使い捨てのビニール手袋は役に立ちます。使い捨てのビニール手袋やウェットティッシュ、水のいらないシャンプー、新聞紙など、すぐ使えて便利でした。

老犬になると、トイレも間に合わなくなることがあります。車庫で小太郎がふんばっている時には、すかさず新聞紙を落下予想地点に敷いたりもしました。

ここにはラップも置いていたのですが、下痢などで車庫の床が汚れた時に、ラップをくしゃくしゃにして、台所用洗剤を垂らしてこすります。その後トイレットペーパーで拭き取り、ペット用の除菌スプレーをふりかけて清潔を保つようにしていました。

これで、車庫の改善はひと段落しましたが、そろそろ寒くなってくる頃だったので、次は寒さ対策をしました。
寒さ対策

外飼いで気を付けたい事は?

暑い時期には、蚊に刺されてフィラリア症を発症する場合があります。外飼いの場合、そのリスクも高まります。と獣医さんに処方してもらった予防薬や蚊取り線香などを併用しましょう。
暑さ対策

気候の変化に合わせて、その時その時の環境作りが大切です。また、夏は日陰を、冬は防寒を必ず心掛けましょう。

また、外飼いでは、接し方を知らない近所のお子さんなど、急に触ったりしてワンちゃんがびっくりするようなことがあります。外部からの接触ができないような環境を作ってあげたいですね。

まとめ

外飼い派という方や室内で飼うことができない方、外飼いの理由は様々だと思います。

17年前の私は外飼い派でした。しかし、小太郎との時間を終えた今、室内で飼っていれば・・・と思う場面が多々ありました。

あの頃とは違う猛暑など、外飼いのワンちゃんにも過酷さが増しているように思えます。次にワンちゃんを迎える時は、室内でも外でも過ごせるように育てようと思っています。

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