家庭の防災対策では、住まいの地震対策を中心に記事を書きましたが、備蓄も防災対策の一つです。
大きな災害が発生すると、72時間は救助や救援活動が優先されます。また、ライフラインが寸断され、ガソリン不足なども予想されます。
物資の支援が届きにくいことを頭において、災害時に必要な食料や水、生活用品など、日ごろからの備えを心がけたいと思います。
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備蓄品
備蓄品は、家庭の状況によって必要なものが変わります。ペットがいる場合はペットの物も備蓄しておかなければなりません。
食品や生活用品
日頃使っている缶詰やレトルト食品などを多めに購入しておき、消費したら補充することで、一定量を常備できます。
これを「ローリングストック法」と言い、多くの専門家の方が推奨しています。食品だけではなく、生活用品にも活用できる方法です。
考えてみれば、防災を意識しなくても、やっていました、この方法(笑)
うちの母は安売りの時に買い込むタイプなので、1週間分は揃いそうです。
冷凍室にも、冷凍ご飯やカット野菜がありますので、備蓄に関しては現状のままで良さそうです。
電気・ガス・水
また、電気・ガス・水道等のライフラインが使えない場合、自宅や避難所での避難生活において必要となるものも準備しておく必要があります。
ライフライン(電気、ガス、水道)が停止する場合を想定し、水と熱源(カセットコンロ等)は、1週間程度 (水21㍑、ボンベ6本程度)あれば安心です。
出典:農林水産省「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」3ページ
上記は一人当たりの一週間分の量なので、家族分の量を考えて用意しておく必要があります。水は料理に使う分も含まれています。
飲料水安売りの時に、2Lの水を箱買いしていますが、非常持ち出し袋に入れておく分の500mlも箱買いしておこうと思います。
カセットコンロ以前、台風でガスが止まったことがあり、カセットコンロで食事を作ったことがあります。
在宅避難でも避難所でも絶対に必要なのがカセットコンロではないでしょうか。ボンベも忘れないように備蓄しておきましょう。
ろうそく懐中電灯は準備していますが、自宅での避難の場合は、ろうそくを使おうと思います。
台風で3日間の停電を経験しましたが、その時はろうそくを使い、そのろうそくを鏡に映して明るさを確保しました。
非常用持ち出し袋
備蓄品とは別に、準備しておく必要があるのが非常用持ち出し袋です。
消防庁ホームページには次のように記載されていますが、まだ足りない気もします。
非常持ち出し袋には、最低これだけは必要です。
印かん、現金、救急箱、貯金通帳、懐中電灯、ライター、缶切り、ロウソク、ナイフ、衣類、手袋、ほ乳びん、インスタントラーメン、毛布、ラジオ、食品、ヘルメット、防災ずきん、電池、水出典:消防庁ホームページ
私の場合、ペットとの「同行避難」をする事が前提ですので、持ち出すものは必要最低限な物にしようと思っています。
チェックリスト
下記サイトでは、チェックリストを印刷して使えます。
「避難情報 – 持ち出し品・備蓄品チェックリスト – Yahoo!天気・災害」
自分用にチェックリストを作ってみました。
印かん、現金、貯金通帳この3点と同じ場所に、免許証、保険証のコピーも置いて、持ち出せるようにしておく。
救急箱箱ごとでは荷物になるので、消毒液・包帯・絆創膏だけにする。
懐中電灯、ラジオ一体型で、USB充電、ソーラー充電、手回し発電可能、携帯の充電もできるものにする。
ナイフ、缶切り色々な商品が出ていますが、たくさん機能がありすぎても使いこなせないので、ハサミ、ナイフ、ピンセット付きを探してみました。
購入したナイフは、非常用持ち出し袋に入れて保管しましょう。
ナイフの所持(銃刀法や軽犯罪法)については、警視庁「刃物の話」にわかりやすく書いてあります。
衣類ジャージを着て寝ているので、Tシャツと下着を入れておく。
毛布荷物になるので車に積んで、非常用持ち出し袋にはアルミブランケットを入れておく。
食品とりあえずお菓子を入れておく。
ヘルメット、防災ずきん脱着収納が簡単そうな折りたたみヘルメットを探してみました。
飲料水ペットにも必要なため、500mlを4本用意します。
追加分消防庁の推奨の用品にいくつか追加しました。
私の場合、通常はコンタクトを着けています。しかし、使い捨てではないため、この中でもメガネだけは絶対です。
最低限とは言いつつ、結構な量になってしまいました。まだ入れたいものはありますが、残りは車に入れておこうと思います。
まとめ
「ローリングストック法」を活用すれば、日常の中で自然に災害時の食料品や生活用品の確保ができている事になります。
また、非常用持ち出し袋の中身は、家族全員が入れておく必要のないものもありますので、分担して入れれば少し軽くなりますよね。
必要最低限の物での軽量化はもちろんですが、季節に合わせて入れ替えたり、賞味期限などの確認を忘れないようにしましょう。